2020/09/30 14:47
1.「中国天然ガス開発報告(2020)」を発表
9月18日、国家エネルギー局、国務院発展研究センター、自然資源部の共同作成による「中国天然ガス開発報告(2020)」が発表された。2020年の中国の天然ガス消費量は2019年より約130億㎥増の3,200億㎥で、輸入量は2019年並みの1,400億㎥と見込まれる。輸入量の内訳は、パイプラインNGが500億㎥、LNGが約900億㎥と予想される。【国家エネルギー局 2020/9/18】
2.北京市、9月19日よりガソリンをリッター0.25元値下げ
北京市は9月19日から、ガソリンは315元/トン、軽油は300元/トン値下げした。小売価格に換算すると、92号ガソリンは0.25元/L値下がりの5.50元(約85円)、軽油は0.26元/L値下がりの5.12元(約79円)となった。【国家発改委、各地の発改委 2020/9/18】
3.「FCVの普及実験に関する通知」を発表
9月21日、財政部、工信部、科技部、発改委、国家エネルギー局は共同で「FCVの普及実験に関する通知」を発表した。同通知では、対象都市の水素利用について、自動車用の年間製造量を5,000トン以上とするほか、水素1kgあたりの二酸化炭素排出量を15kg以下、水素ステーションでの小売価格35元/kgを以下、などの目標を掲げている。【財政部 2020/9/21】
4.中国、2060年までに二酸化炭素の排出量を全量吸収
9月22日、中国の習近平国家主席が第75回国連総会での演説によると、中国は二酸化炭素の排出量について、2030年にピークを迎えるが、2060年までには排出分全量を吸収する目標に向けて、政策や措置を講じると表明した。【新華網 2020/9/22】
5.自由貿易試験エリア再拡大
北京・湖南・安徽自由貿易試験エリアの全体案及び浙江自由貿易試験エリアの拡張案が先ごろ承認された。この案によると、北京では、サービス貿易の参入規制を最大限に緩和し、湖南省では、製造業のデジタル化とスマート化へのモデル実施により先端製造業を発展させ、安徽省では、科学技術イノベーション構築に努め、浙江省では、デジタルエコノミーを発展させるとなっている。【チャイナネット 2020/9/26】
6.北京モーターショー開幕
9月26日、予定より半年遅れた2020年(第16回)北京国際モーターショーが開幕した。新型コロナウイルス感染症の影響により、北京モーターショーは今年唯一の国際モーターショーになった。今回のテーマは「スマート未来を牽引」で、自動車785台が展示された。初公開された自動車は82台のうち、14台は外国メーカーの車である。また、コンセプトカーが36台、新エネ車は160台ある中で、中国メーカーの車が147台であった。【人民網日本語版 2020/9/28】