2020/08/26 12:17
1.中国経済、徐々に回復
中国国家統計局が14日発表した7月の鉱工業生産は前年同月比4.8%増と、6月と同じ伸びを維持したものの、エコノミスト予想の5.0%増には届かなかった。ところが、消費動向を判断する目安となる小売の売上高がマイナス圏にとどまっている。【WSJ 2020/8/15】
2.7月、中国の原油輸入量は前年比25%増
7月の中国の原油輸入量は、4月の暴落時に購入した分が入荷されて、前年同期比25%増の5,129万トンとなった。また7月の天然ガス輸入量は、同6.9%減の735万トンとなった。【税関本部 2020/8/7】
3.CNPC、水素企業を設立
8月5日、CNPC、「申能(集団)有限公司」、「上海臨港新城投資建設有限公司」などの国有企業3社が共同で「上海中油申能氫能科技有限公司」を設立した。資本金は3,000万元で、出資率はそれぞれ40%、40%、20%である。事業内容は、水素充填や貯蔵、EV電池交換、水素関連の技術サービスなどである。【界面新聞 2020/8/7】
4.北京市大興区で、3.6t/日の水素ステーションを建設計画
8月8日、北京市大興区政府の発表によると、日本の水素技術を利用して3.6t/日の水素ステーションを建設する計画と発表した。また、FCVリムジンバス及びトラックの走行も検討すると言う。【中国新聞網 2020/8/8】
5.中国飲食店デリバリー市場規模9.96兆円以上 ユーザー数4.6億人
艾瑞(iResearch)リサーチ会社によると、2019年中国の飲食店デリバリー産業規模は6536億元(1元は約15.3円、約9兆9600億円)を上回り、2018年に比べて39.3%増となった。2019年末現在、中国のネットユーザー数は9億人のうち、飲食店デリバリーの消費者は約4億6千万人で、同12.7%増加した。受注量と取引金額共に急成長が続いている。【人民網日本語版 2020/8/19】
6.中国、世界の自動車メイン市場へ
中国政府の新型コロナへの抑制策及び消費促進支援策により、中国の自動車市場は4月から3か月連続してプラス成長を実現した。BMW社は2020年上半期に、中国での自動車販売台数32万台を上回り、うち第2四半期の伸び率は17%に達した。一方で、同上半期の世界販売台数の伸び率は23%減となった。欧州と米国市場の前年同期比の伸び率はそれぞれ32.3%と29.4%となった。【チャイナネット 2020/8/15】
7. 中国の「無人経済」加速、新たなビジネスが到来
中国で、新型コロナウイルス事件以降、一連の「無人経済」が抬頭している。つまり、AI技術に基づいて、小売・娯楽・生活・健康をめぐる消費過程で、無人サービスを実現している。具体的に、無人カフェ、無人スーパー、無人雑貨輸送以外に、ドローンで上空から観測・消毒などの事例が現れている。【人民網日本語版 2020/8/18】