2020/08/07 14:28

1.中国の風力発電と太陽光発電量による発電量はともに2ケタ増を維持
 中国の国家エネルギー局の発表によると、上半期、中国の風力発電による発電量は前年同期比10.9%増の2379億kWh、太陽光発電による発電量は同20%増の1278億kWhと、風力発電と太陽光発電による発電量はともに2ケタの伸びを維持した。また、風力発電の利用時間が多い地域は雲南省、四川省、広西省で、太陽光発電の利用時間が最も多いのは東北地区だった。【チャイナネット 2020/8/3】

2.中電連、「2020年上半期全国電力需給分析・予測報告」を発表
 7月29日、中国電力企業連合会は、「2020年上半期全国電力需給分析・予測報告」を発表した。2020年の電力消費量について、下半期は約6%増、年間2%~3%増と予測している。また非化石エネルギー発電容量は年末に9.3億kWとなり、全発電容量に占める割合は2019年より1.6ポイント増えて43.6%となるという。【中電連 2020/7/29】

3.国家電網と北汽集団、充電・電池交換所の建設で合意
 7月27日、国家電網公司傘下の国網電動汽車公司と北汽集団は、充電・電池交換所を建設、運営することに合意した。また、両社は充電スタンドも統合して、電力取引を行う方向も検討している。【新華網 2020/7/27】

4.中国宝武、今後10年間で水素ステーション50~100か所を建設
 7月29日、中国宝武鋼鉄集団の工業用バイプロを生かした水素ステーションが稼働した。他社と提携して、今後10年間で50~100か所を建設するという。【界面新聞 2020/7/29】

5.上半期、米国からのエネルギー輸入量、目標の5%どまり
 今年の上半期に中国が米国から輸入した原油、液化天然ガス(LNG)、冶金用石炭などのエネルギー総額は12億9000万ドルとなり、これは1月に達成した米中間の第1段階の目標額(253億ドル)の5%にとどまっている。最近、米国からの輸入ペースが加速しているものの、エネルギー価格の低迷や米中関係の悪化により、通年目標の実現可能性は低いと見られている。【ロイター 2020/8/4】

6.北斗3号システムが完成
 7月31日、中国が独自で建設及び運行する北斗3号グローバル衛星測位システムが全面的に完成した。中国国内の衛星測位端末製品の販売台数は合計4億6000万台を突破しており、うち衛星測位機能がついているスマートフォンの販売台数は3億7200万台となった。スマホを含む北斗互換チップを採用した端末製品の社会保有台数は現在計7億台以上である。【チャイナネット 2020/8/3】