2020/07/16 11:48
1.「中国電力需給分析レポート」発表
7月5日、国網能源研究院有限公司は最新の「中国電力需給分析レポート」を発表した。2020年の電力消費量は前年比3%増の7.4兆kWh、発電容量は同6.1%増の21.3億kWと予想されている。発電容量のうち、非化石エネルギー分は、前年比1.4ポイント増の42.1%を占める9億kWとなる。【電力供需研究 2020/7/6】
2.上海で風力・発電、蓄電、充電スタンド統合システムを導入
国家電網の上海子会社と上海電気集団は、風力発電、太陽光発電、EVの使用済み電池を利用した蓄電設備および充電スタンドを統合するシステムを共同開発し、市内閔行区の工業団地で稼働させた。【上観新聞 2020/7/6】
3.民間製油会社が初めて石油製品の輸出資格を取得
7月9日、商務部は、民間の持ち株で国有企業の出資を受けている浙江石油化工有限公司に対し、石油製品の輸出を認可した。中央国営大手5社以外では初めてのケースで、年間製油能力は4,000万トンである。【中国能源観察 2020/7/9】
4.自動車生産・販売台数、6月は記録を更新
中国汽車工業協会の最新統計によると、6月に生産台数は前月比6.3%増(前年同月比22.5%増)の232万5000台、販売台数は前月比4.8%増(前年同月比11.6%増)の230万台にのぼった。中国自動車生産台数は、今年上半期に、前年同期比16.8%減の1011万2000台で、下げ幅は1-5月と比べ7.3ポイント減、販売台数は16.9%減の1025万7000台で5.7ポイント減となった。【チャイナネット 2020/7/14】
5.「中国デジタル経済発展白書(2020年)」発表
7月3日に中国情報通信研究院が発表した「中国デジタル経済発展白書(2020年)」によると、2019年の中国の産業デジタル化の付加価値額は28兆8千億元(約440兆5900億円、1元は約15.3円)に達し、前年同期比16.8%増となった。【人民網日本語版 2020/7/14】
6.「無人販売車」が北京オリンピック公園で販売サービスを提供
7月12日、「無人販売車」が北京オリンピック公園内で販売サービスを始めた。この無人販売車は、園内で決まった路線を時速2、3キロメートルで走行しながら食品販売を行う。車両には、レーザー・双眼レーダー・ミリ波レーダーなどが搭載され、周りの障害物を感知して、自動的に回避する。【人民網日本語版 2020/7/14】