2020/06/24 10:58
1.下半期の中国経済は高度成長に回帰か 通年のGDP成長率予測3%
6月20日、中国マクロ経済フォーラム(CMF、2020年中期)がオンラインで開催された。テーマは「感染症の打撃・修復調整・基礎再構築の中国マクロ経済」で、フォーラム報告書では、「中国経済は目下、市場型の深いレベルの回復が始まっており、下半期と来年上半期は久しぶりに高度成長期を迎えることが期待される」との見方が示され、同時に、「中国は今年通年の国内総生産(GDP)成長率が3%前後であろう」との予測。【人民網日本語版 2020/6/23】
2.中国、「2020年エネルギー安全保障の指導意見」
6月12日、国家発改委とエネルギー局は共同で「2020年エネルギー安全保障の指導意見」を発表した。2020年の目標について①水力発電の容量は約3.4億kW、風力・太陽光発電はともに2.4億kWとする、②シェールオイルとシェールガスの開発を推進する、③発電、送電、利用者それぞれのエネルギー貯蔵を支援する、④充電インフラ関連の電力網整備によりEV充放電を管理する、といった内容が示された。【国家発改委 2020/6/18】
3.中国の原発、2025年の稼働容量は7,000万kW
6月16日、中国原子力業界協会は「中国原子力開発報告書(2020)」を発表して、2025年における中国の原子力発電容量について、稼働分が7,000万kW分、建設中が3,000万kW分と予測している。【中国核能行業協会、中国能源報 2020/6/16】
4.南方電網とファーウェイ、スマート型充電スタンドをオープン
先ごろ、広東省深センで、南方電網電動汽車服務有限公司とファーウェイによる秩序充電ステーションをオープンした。容量は2,000kVAで、理論上EV 110台が同時充電可能である。【南方電網 2020/6/11】
5.中国高級車販売台数が5月に2割以上増加 在庫の回転が加速
中国自動車協会の統計によると、5月の中国の乗用車販売台数は167万4000台で、前月と比べて8.9%増、前年同期と比べて7%増となった。注目に値する点は、乗用車が11カ月ぶりにプラス成長となった。なかでも、高級車の販売台数は20%の急成長となった。【チャイナネット 2020/6/23】
6. 河南省鄭州 自動運転路線バスの試験運行スタート
中国の大手バスメーカーである宇通社が製造したL3レベルの自動運転路線バス12台がこのほど、河南省鄭州市の金融島に導入されて、鄭東新区の自動運転路線バス第一陣の試験運行を始めた。同プロジェクトの路線距離は全長17.4キロで、沿線沿いにはデジタル化停留所が34ヶ所ある。【人民網日本語版 2020/6/23】