2020/05/29 17:51
1.2019年の中国の再エネ電力の実績消費量は1兆9,938億kWh
5月15日、国家エネルギー局は「2019年の国家再生可能エネルギー電力発展の監督評価」を発表した。2019年の再エネ電力の実績消費量は1兆9,938億kWhで、電力消費量全体に占める割合は前年より1ポイント高い27.5%であった。水力発電分を除くと7,388億kWhで、全消費量に占める割合は同じく1ポイント高い10.2%であった。【国家エネルギー局 2020/5/15】
2.国家石油天然気管網集団有限公司、事実上の業務開始
5月16日、国家石油天然気管網集団有限公司の龍口南山LNG受入基地が着工した。同社が初めて実施する大型プロジェクトで、実質的な運営段階に入ったことになる。所在地は山東省煙台市で、2023年に稼働予定で当面の受入能力は500万トンとなる。【中国経済網、経済導報 2020/5/17】
3. 国家電網、風力、太陽光発電分で計6,850万kW消費増
5月20日、国家電網有限公司は、2020年は風力発電分で2,945万kW、太陽光発電分で3,905万kW、合計6,850万kW分を新たに消費する予定と発表した。【国家電網公司 2020/5/20】
4.中国の5Gユーザー3600万人突破 基地局は週に約1万ヶ所以上増
工業・情報化部の苗部長は25日、全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)の記者会見で、「今年に入ってから5Gの建設ペースが加速している。現在、基地局の加速スピードは週におよそ1万ヶ所以上増えており、5Gユーザー数は4月だけで700万人以上増え、現在累計3600万人を上回った」と述べた。【人民網2020/5/26】
5.中国の輸出業者、国内市場への転換を加速
5月24日「フランス通信社北京」によると、新型コロナウイルスの感染拡大により、国際貿易がほぼ中断されている中で、中国は感染者数が減るに連れて、改めて活気が高まっていると報道している。
また、海外ビジネスを中心としてきた中国の輸出業者は、国内市場に目を向けつつあることが明らかになった。これにより、中国のオンラインマーケット「淘宝網」の統計では、今年2~5月に国内市場向けプラットフォームで開店した貿易企業数が160%の急増となった。【チャイナネット 2020/5/27】