2020/04/30 18:24
1. 中国、1~3月の発電量は6.8%減の1兆5,822億kWh
1月から3月の中国の各種エネルギーについて、原炭生産量は0.5%減の8.3億トンで、原油は生産量が2.4%増の4,857万トン、精製量が4.6%減の1億4,928億トン、天然ガス生産量は9.1%増の483億㎥であった。また発電量は6.8%減の1兆5,822億kWhで、うち火力発電が8.2%減、水力が9.5%減、原子力が1.2%増、風力が5.7%増、太陽光が10.9%増であった(増減はいずれも前年同期比)。【国家統計局 2020/4/17】
2. 国家電網、V2G充電スタンドを電力網のピークシフト市場に導入
4月15日、国家電網有限公司華北支部は、V2G充電スタンドのピークシフトの体系への導入および決済を始めた。このシステムの参入者(EV保有者)の収益は充電料金の60%に相当するという。【国家電網報 2020/4/21】
3. 2020年2回目の民間製油会社への原油輸入割当分を発表 例年より2か月より早く
商務部は先ごろ、2020年2回目となる民間製油会社への原油輸入割当を発表した。安価な原油を前倒しで輸入して初回割当分を使い切った会社があったことから、例年より2か月早い発表となった。今回の全数量は5,388万トンで、初回分を合わせると前年比-5%、829万トン減の1億5,771万トンとなる。【21世紀経済報道、金聯創 2020/4/22】
4. 中国4月の製造業PMIは50.8%、前月から低下
新型コロナウイルスによる感染状況が今年4月にはさらに好転し、生産や生活の秩序も急速に回復し、製造業・非製造業の生産経営活動が改善されつつある。製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8%で、前月比1.2ポイント(p)低下した。非製造業ビジネス活動指数は53.2%で同0.9p上昇した。製造業と非製造業を合わせた総合PMIは53.4%で、同0.4p上昇した。【人民網日本語版 2020/4/30】
5. 新エネ車の補助金新政策施行
業界が待ち望んでいた新エネルギー自動車への補助金に関する新政策がこのほどついに施行された。初めて設定された補助金の支給条件は、補助金給付前の小売価格が30万元(1元は約15.1円)以下とされ、この「新エネ車価格ライン」が注目を集めている。【人民網日本語版 2020年4月30日】
6. 中国の減税・費用削減額、第1四半期は7428億元 税減免が企業の営業・生産再開を加速
新型コロナウイルスの感染が流行するなか、中国政府の税優遇政策により、2020年第1四半期の減税・費用削減額は7428億元に上った。税金の減免は企業が営業と生産の再開を加速する良好な環境をもたらしている。増値税・領収書ビッグデータによると、企業の営業と生産は一週ごとに前進しており、ここ一週間の売上高は前年の95%に迫っている。【チャイナネット 2020/4/30】