2020/04/22 15:08

1. 中国、11月末までに再生可能エネルギーの第14次5カ年計画の意見募集稿を作成 
 4月15日、国家エネルギー局は「再生可能エネルギーの第14次5カ年計画策定に関する通知」を発表した。11月末までに意見募集稿を作成し、2021年3月末までにレビュー用のドラフトを作成するという。計画の主なポイントは、①自由化・低コストの再生可能エネルギー利用を優先、②再生可能型の電力、火力、ガスなどを近場利用に向けて分散化し、またエネルギー貯蔵や水素などの新しい技術も取り入れて地域で再生可能エネルギーの割合を増やす、といった点である。【国家エネルギー局 2020/4/15】 

2. SINOPEC、北京の燕山石化で水素の精製を開始 
 北京にあるSINOPEC燕山石化で、冬季五輪向けの水素の製造事業が始まり、純度は99.976%となっている。目標生産規模は2,000㎥/時で、プラントのバイプロ水素を利用し、PSA(圧力スイング吸着法)を採用している。【北京日報 2020/4/6】 

3. 国家発改委、EV充電施設の整備を継続 
 国家発改委は4月9日、今年は充電施設の整備に100億元を投入すると発表した。業務用充電スタンド20万台、個人用充電スタンド40万台を建設するほか、個人用スタンドの共用化や新たな充電技術の開発を進めるという。【新華社 2020/4/9】 

4. 中国発改委、新型コロナ対策、経済の安定運営に向けマクロ政策パッケージの策定急ぐ 
 新型コロナウイルスの感染拡大がもたらした経済への甚大な影響に対応するため、中国の国家発展改革委員会(発改委)は20日、関係部門と共同で「マクロ政策パッケージ」の策定を急ぐ方針を示した。安定した経済運営の維持に努める考え。【チャイナネット 2020/4/21】 

5. 中国「AutoX」、アジア最大の自動運転センターを設置 走行試験とデータ収集に 
 4月13日、アリババが出資している自動運転技術開発スタートアップの「AutoX」は、上海嘉定自動車産業パークにある自動運転オペレーションビッグデータセンターが完成し、稼働を開始したことを発表した。この施設はアジア最大の自動運転センターであり、AutoXは世界でも数少ない自社自動運転センターを持つ企業となった。2020年上半期に、深センと上海などの大都市にロボタクシーを配備する予定だ。【36Kr Japan 2020/4/6】