2017/12/13 18:00

こんにちは!本電子メルマガは、中国の日用品業界にご興味のある方々に無料で発信させていただいております。ご興味のある方は是非ご高覧ください。


業界ニュース

1.187種類の消費用品が12月から関税低減
中国財政部によると、12月1日から187種類の商品に対して輸入関税を低減するという。今回の関税低減は主に化粧品、理美容用品、オーラルケア用品、電動カミソリ、温水洗浄便座、薬品と粉ミルク等の商品が対象になる。今回の減税は輸入量を拡大させて、 高品質に対する消費者のニーズを満足させるためである。【出所 経済参考報】

2. 巨大な農村地区でのEC(電子取引)マーケット ボトルネックは物流
商務部によると、中国の農村地区のEC小売高は2014年の5064億元から2016年の8945億元に達し、76.8%増加した。ところが、今の配達範囲は県及び鎮までで、その先の村までは届かない。農村地区のECビジネスは、 村までの最後の1キロメートルを開通することがボトルネックになっている。【出所 消費日報】

3. フェイスパック業界 基準を実施
スキンケア用品のフェイスパックが迅速に伸びるに連れて、品質と安全問題が問われている。この課題をクリアするために業界基準のQB/T2872-2017が発表され、2017年10月1日から実施された。同基準は、製品と接触する包装材料やキャリアに対して規定を明らかにした。【出所 消費日報】

4. 「化粧品広告管理方法」が廃棄
10月30日、中国政府は「化粧品広告管理弁法」(1993に制定、2005年に修正)を廃止した。これに関連して、「化粧品監督管理方法」が審査に入った。同方法は、2015年8月に食品と薬品監督管理総局が起案して国務院に吸い上げた。将来的に、 化粧品に対する中国の行政管理は事前許可を緩め、事後監督を強めるという。広告も事後監督の重点対象になる。 【出所 第1直販ネット】

5.  生活紙製品のダブル11でのランキング
ビッグデータ社の統計によると、今年の11月11日(ダブル11、独身日)に紙製品のネット上の売上高は2539.7億元に達した。淘宝天猫において、販売量が最も多いTOP3ブランドは維達、清風、潔柔である。【出所 中国紙業】

中国イノベーション・ニュース

「海水稲」試験栽培に成功

沿海地区のアルカリ土壌で生長できる「海水稲86」が試験栽培に成功した。この海水稲はPH値9.3以下、あるいは塩度6‰以下の海水で生長できる。普通のお米と比較した場合、海水稲は繊維含有量が普通のお米の4倍で、セレンの含有量は7倍以上で、赤色になっている。 試験栽培の生産量は2.25トン/ヘクタールを超えた。
中国のアルカリ土壌で海水稲を栽培する場合、毎年300億kgの食糧を得ることが出来る。これは中国の食糧安全に重要な意義がある。 【出所 中国網、CCTV】

バイの視点

中国を変えているシェアリング経済
シェアリング経済の本質はユーザーに対して、コストを皆で共同負担することで、皆が安く手に入るのが筋です。

ここ2~3年、中国ではシェアリング経済が一気に増えてきております。最もわかりやすいのは、年初の自転車シェアリングから年中の自動車シェアリングで、雨の多い南地区では傘のシェアリングも出てきました。途中で、アパレルシェアリングも出ましたが、途中で失敗して今は市場から消えてしまいました。 

これらはユーザー側、つまり需要サイドのシェアリングですが、その反面、供給サイドのシェアリングも発生しております。投資金額が高額の場合、投資者を数多く集めて共同で負担することにより、皆で事業を立ちあげる投資シェア、つまりクラウドファンディング(Crowd-funding )の事例も多く出てきております。 これらはインターネット時代だからこそ中国で可能な現象です。

自転車シェアリングや自動車シェアリングの体験で感じられるのは、「本当に便利だあ~」、「本当にいいなあ~」という感想と共に、全部のアプリケーションには強制的に個人情報の入力が前提になるので、「これからは個人情報を守るなんて難しいなあ~」という点です。
 
中国のような人口が多く資源が限られた国にとっては、シェアリング経済は確かに勧めるべきと思います。勿論、個人情報を守るための対応策は必要です。

発想としては、将来的に何でもシェア出来る時代がやってきそうです。特に、生活に必要だけど、値段が高く、使う頻度が少ないもの、 或いは一時的に使うもの等はビジネスとして成立つかと思います。例えば、高額なもの、一時的に必要なもの等。

シェアリング経済がだんだん進むと、これからの中国で、必要なものが必要な時に必要な分だけあればいい、という考え方の人が増えて行くでしょう!

※バイってどんな人?

バイは北京真友堂の創業者の一員で、知日派と自覚しております。北京外国語大学の日本語学部を出まして、過去には、トヨタグループで働いた経歴があり、10年前に創業。情報の発信目的は、中国の日用品業界の生情報を日本企業様にお伝えし、 日本のいい商品が中国市場に導入され、皆さんの生活改善に繋がればと思っております。日本企業の皆様とは是非仲良く、長いお付き合いを祈願しております!

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中国の調査レポート会社(日本語)です。日本企業様に向けて中国関連情報を10年間提供して参りました。必要な情報を必要な時に安く手に入れたい企業様は是非北京真友堂をご活用ください。会社URLは http://shinyudo.jpでございます。

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※総合お問い合わせ
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連絡先       白 文花(バイ ウェンフア)
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電話(事務所)      +86-10-8572-5287、+86-10-8572-5277

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